昨日の会食で色々な話をしてみて
物販の難しさについて改めて考えてみた
むか~~~し、25歳ぐらいの頃、スノーボードの販売ショップをやっていた事がある
当初、どこも大手が扱っていなくスキーブームだった事もあり、
ある意味1番乗り的なタイミングだったと思う。
お客様も想像以上に沢山来てくださり、順調のように感じていた
しかし、このビジネス3年後には閉店となる
1年目、もの凄く売れたかのように見えた商品たち
気がつくと売れる商品がグルグル廻っているだけで、7割8割の商品は積上るのみで
回転しなくなる
「在庫回転率」が悪くなる現象に見舞われたわけだ。
この症状の厄介なところは売り上げは上がっていく事にある
キャッシュがどんどんきつくなる
売り上げは上がっていて、感覚的には仕掛けた商品が売れているように感じるから
勘違いしてしまうんだ。
このとき学んだのは
「感覚はまるであてにならない」
という事実だ。
数字で証明できない事は信用してはいけないという失敗を犯している。
当り前のように聞こえても、中小の物販店で正確に在庫回転率を計測でき
滞留在庫を認識している会社は少ないのではないか?
実際に閉店に追い込まれる時にはお金がなく売れる商品を買えなくなるので
最後は売り上げも落ちてきて閉店となるわけだ
今も物販という形態の事業をやっているけど
仮に在庫が0扱いになっても継続できる金額の在庫高にしておかないと
売れない在庫を資産だと考えるほど無謀な感覚はない事を学んだ。
物販をやる時には在庫回転率の確認方法は一番気を使う項目だと思う
当然商品が良くないと話にならないが
全ての商品が同じスピードで販売できる事はあり得ないはず
商品の流通は、確実に数値で追い目で確認し判断する
そして「売れ筋の商品」を間違えない事だ
派手な人気商品ばかりに目が奪われがちになる
当時リブテックの観音という板があったが、そういう看板的商品の爆発力に
定番のノーマル商品がどれぐらい売れているかがノーマークになりやすかったりするわけだ。
ポス等が入っているところは心配ないと思うが・・・
感覚値は一切排除する
数値に沿った仕入れを行なう、それができていたらもう少し結果が違ったのかもしれない
閉店した後、難しい商売だったな~~と背負った借金含め
猛反省したのを思い出した。
ちょっと忘れないためブログに書いてみようと思ったわけだが
物販は他にも気にしないといけない幾つかのルールがあると感じた事があるが
それはまた何時か記録的に書いてみようかと思う。
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商品を売る難しさ
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