不思議な体験

昨日の話し

京都駅での事

仕事が終わり東京に戻ろうと新幹線のチケットを買いにいった。

場所が分からなくウロウロしているとある３０代半ば位の男性が声をかけてきた。

その男性はうろたえた様子で、格好も薄汚い感じ、
ただ、よくある路上生活者ほど汚い感じでもない

少し涙目で

「すいません、仕事を探して京都まででてきたのですが家もなく仕事もありつけなく数日食事がとれれいないんです。ゴミ箱をあさる勇気もなくって・・お金をいただけませんか？」

というものだった。

やせ細っていたけど鬼気迫る形相が犯罪でも起こすんではないだろうか？

そんな様相だ。

皆さんだったらどんな対応をするだろうか？？

あまりにとっさだったので深く考えずに行動してしまったように思う。

ビックリするのはその人の容姿は汚かったかもしれないが、
そんなに悪いものでもなかった。

住むところもないというのは助けてくれる親などもいないのだろう。

ある意味、本当の自由なのかもしれない

自由というのはウマくいくのも、どん底に落ちるのも両方あって初めて自由なのだと思うから

守ってもらっているのに、やる事だけ自由にやりたいというのは我がままというものなのだと思う

こんな体験をしつつ帰りの新幹線で読んでいたニュースには

あるアメリカの州で異変が起きている記事を目にした

失業率が０．７％の州があるという

理由はシェールガス

金脈を掘り当てたこの州は、採掘作業や運搬作業に人が足りなく
年収が一時期の２倍以上にふくれあがっている

記事によると大学卒した新卒者の大手就職者の年収が
採掘作業や運搬作業者の募集年収の半分という状況

やはり需要と供給のバランス

自分が社会から必要とされる価値の問題
その価値も需要によるものであって、求められる価値は時代の波によって変わるという
極端な例題みたいな話だった。

社会というのは理不尽な事や矛盾がひしめき合っている

それを受け入れ、その中で自分を成長させ　変化させる力こそ必要な価値観かもしれない。

あーもしあの人があれを生業とする人だったら
本当に世知辛い世の中だと思う。。涙