技術とはテクノロジーとは誰のためのものか
当たり前の事だけど
利用してくれる人がいてはじめて広がりをみせる。
テクノロジーから何をするかを考えたり、技術が素晴らしいから技術からものを考えても
受け手が必要としなければ、どんな素晴らしい技術もテクノロジーも「研究」の域を出てこない
僕らの会社も様々な技術やテクノロジーを駆使しようとしてるし、これからもそういう感度に敏感ではありたいと思うけど
「不自然な行動」や「不自然な利用目的」
は成立しないだろう
素晴らしい技術が技術者から絶賛されても、利用目的が明確ではなく必要としてくれる人がいなければ広がったりはしない
ただし自己満足度は高いので思い切って捨てることができずにこだわり続け泥沼化していく
想像してみよう、外をみていて10年後訪れるであろう映画のような世界観を
その世界観に自然に存在できる程度のものならば世の中の少しを変えるようなことになり得るのだと思う。
前に某フランチャイズ本部の営業担当者に
「この商売って素晴らしいと思うけど、全く世の中にないものだから理解されるのかな??5分は最低でも説明しないとわからないよね?」
と聞いたところ
返答は
「100店舗出店することで必ずブレークするんです。社長は知らないと思いますが統計的にそうなるんです」
と言っていたが、100店舗超えてもそうはならず衰退していった
たしかに商品はとてもよかったと思う
「難しい」
というのは致命的だ
ネットのサービスでもたくさんみてきた
すごいコンセプトとか良いんだよなーと思ってみていて、何かのマーケティング本に書いてある通りの戦略でジャブジャブお金をかけてゴリゴリ推し進めるけどスケールしない
確かに本通りにお金の量を投入してこじ開けていく方法もあるんだろうが
必ず小さなマスで人気が出るものを広げることが結果的に広がったにすぎない
このあたりアメリカの企業は上手いんだよなー
小さくはじめて、ある時期にお金を投入
出来上がってきたものは使いやすいシンプルなもの
それを広げていく過程でコンセプトぶらさず肉付けする感じ
ぼくらも、そろそろ小さく始めるやり方をもう少しマスターしないといけない
最近、そのやり方に長けてる方が周りにいるので勉強させてもらいながらことを進めていきたいと思う。
技術や知識やテクノロジーなどは必要とされる形にしてはじめて意味がある。
この形を作ることがとてつもなく難しい
そして、出来上がったものは多くの場合
「わかりやすいシンプル」
なものなのだと思う。
なぜなら
うまくいってきた人の思考は皆さんいたってシンプル
頭が良いからうまくいってるわけではないのも同じ原理だと思う。
奢らずわかりやすい必要とされるサービスをこれからも世の中に出していきたいと思う